いじめ、不登校の原因は友人関係、親子関係に原因
小中学生の時期、学校環境になれずに不登校になっているきかっけについて、
学校要因、家庭要因、本人要因の3観点から分析した文科省調査からみてみよう。
小中学校時期に、家庭環境が子どもの成長に大きく影響することがわかる。
【小学校・中学校における不登校になったきっかけ(学校生活項目:複数回答可)】
小学校(%) 中学校(%)
いじめ 2.1 2.7
いじめを除く友人関係をめぐる問題 11.8 19.1
教職員との関係をめぐる問題 3.2 1.6
学業の不振 6.9 11.0
クラブ活動、部活動等への不適応 0.3 2.5
学校のきまりをめぐる問題 0.9 4.8
入学・転編入学・進級時の不適応 3.2 3.8
合計 28.4 45.5
不登校の3つの原因の2つ目、「家庭生活に起因するもの」です。
【小学校・中学校における不登校になったきっかけ(家庭生活項目:複数回答可)】
小学校(%) 中学校(%)
家庭の生活環境の急激な変化 10.6 5.2
親子関係をめぐる問題 19.3 9.6
家庭内の不和 6.4 4.5
合計 36.3 19.3
【小学校・中学校における不登校になったきっかけ(本人の問題項目:複数回答可)】
小学校(%) 中学校(%)
病気による欠席 8.8 6.6
その他本人に関わる問題 44.0 43.0
合計 52.0 49.9
義務教育年代の子どもが健やかに成長する基盤を、家庭、学校で見守りたいものである。